〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-4 毛利ビル5階S
電話番号:03-6274-6264
メールアドレス:info@officerin.co.jp

法人・企業様向けコラム 社会における女性の働き方の問題

【アンケート結果】炎上しない情報発信!ジェンダーについて女性たちの意見を聞いてみた

 

10月28日、29日に開催された

【WACA主催】珠玉の10分間×100 絶対に見逃せない!デジタルマーケティング人材育成セミナー

に増田恵美が登壇しました。

 

セミナータイトルは

「炎上しない情報発信!ジェンダーについて女性たちの意見を聞いてみた」

 

炎上は炎上事例を知ることで防ぐことができるのですが、最近ジェンダーによる炎上が増えてきた印象があります。

それなら女性たちの意見を聞いてみた方が早いのではないかと企画し、アンケート結果を発表しました。

 

 

日本のジェンダー・ギャップ指数

前提として日本のジェンダー・ギャップ指数についてお伝えしました。

 

各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数が毎年発表されています。

2022年、日本は146か国中116位です。

かなり低い順位ですが、これでも昨年から4位上がっているのです。

【参考】内閣府男女共同参画会https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2022/202208/pdf/202208.pdf

 

ジェンダー・ギャップ指数は、「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野の数値です。

教育は1.000と男女格差がありません。世界1位なのです。

健康も0.973とほぼ男女格差がなく、世界で63位。

 

何が足を引っ張っているかというと、経済と政治への参画です。

今回のアンケートでも

「仕事で男女差別をうけてきた」

「女性だからと仕事の制限を受けてきた」というご意見も多数いただいています。

 

 

ジェンダー炎上の4象限

ジェンダー炎上について調べていくと、この本に行きつきました。

この本の中で、これまでに炎上したCMを4象限に分けています。

 

女性を応援したつもり、女性に共感したつもりで炎上してしまった。

大丈夫だと思って出してみたら男性の欲望が出ただけだった。

アンケートには、

女性だからと言う理由で仕事に制限がある

会社の会議で意見を言おうとしたら「女性は黙ってて」と怒鳴られたと書いてくれた人もいます。

 

応援したつもり、共感したつもりで炎上するのは、当の女性たちの意見が置き去りになっているのではないでしょうか。

 

アンケート結果

昨日の発表に向けて、9月27日~10月16日までアンケートを実施しました。

増田恵美個人のメルマガ、Twitter、noteでも呼びかけ116人の方にご回答をいただきました。

 

10分間という短い時間でしたが、アンケートの回答をご紹介しました。

 

個人的にショックだったのは20代の回答でした。

「今の50代、60代は差別を受けてきたけど20代は受けてない。日本もよくなってきたね」になるかと思っていたのです。

 

6名の方が回答してくださったのですが、全員がジェンダー差別を受けたことがあるとの回答でした。

また、5名の方がどのような差別だったのかを書いてくださっていたのですが、

就活中に女性は結婚して子どもを産むでしょと決めつけられた

就職面接で結婚願望を聞かれた

採用面接で妊娠の予定を聞かれた、妊娠は避けて欲しいと言われた

 

まだ日本はそんな状況なのかとショックでした。

そのような状況では女性が経済や政治に参画し、ジェンダーギャップを埋めていくのは難しいでしょう。

 

今回の結果でも「女性活躍」という言葉を快く思っている女性は12.9%と少数です。

・幸せを絵に描いたようなCMは古い
・専業主婦が前提の子ども向けアニメ番組は見せたくない
・過度にジェンダーに配慮していますよと言わんばかりのCMには腹が立つ
などのご意見もいただきました。

 

 

未来を担う子どもたちのお手本に

今回のアンケートは質問10問とジェンダーについての自由記述を設けました。

自由記述には本当に沢山のご意見を記入していただきました。

長文で書いてくださった方も多かったです。

 

前向きで似たような意見が多かったので私の方でまとめました。

女性ゆえに認められないこともありましたが、女性ゆえに許されることもあった。男女差別と男女区別が混ざっている。ホルモンや体格の違いなどあるので全てが平等にはならない。

仕事でも女性がやったほうがいいもの、男性がやったほうがいいものもあると思う。お互いの不得意な分野を補うことで社会は動いて行くのではないか。 性差を事実として受け入れ、違いがあることを認めた上での対等な社会を願う。

これから未来を担う子どもたちに夫婦男女平等が当たり前に思ってもらえるように、親として見本を見せていきたい。

 

今回のアンケート結果が今後の情報発信のお役に立てれば幸いです。

最後になりましたが、アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

アンケート結果はこちらからダウンロードしていただけます。

 

株式会社オフィス凛 増田恵美

-法人・企業様向けコラム, 社会における女性の働き方の問題

© 2024 中小企業のWEB・SNSマーケティングをトータルサポート│女性向け商品開発のお手伝い│ 各分野のプロ講師をご紹介 │ 株式会社オフィス凛