これまで男性向け商品を手掛けてきたけど、これからは女性向け商品も作っていきたい。
女性目線を入れたいけれど、社内にいる女性は少なく、企画を任せらる女性がいない。
どのように女性向け商品の開発を進めたらいいのか悩んでいませんか?
女性向けヒット商品の裏側には女性目線がある
男性チームで女性向け商品を作ると、的外れな商品になり売れないリスクだけではなく、女性から非難を浴びて炎上するリスクもあります。
なぜなら男性にはペルソナである女性の気持ちは本当のところまで理解できないからです。
例えば既に自社商品を女性向けにも展開していこうとした際に
「女性向けだから色をピンクにすれば売れるだろう」
「レースを付けたら女性が喜ぶだろう」
「女性は花が好きだよね」
その発想は危険です。
一言で「ピンク」と言っても様々なピンク色がありますし、レースや花と言っても柄や素材も様々です。
以前、初めて女性向け商品を手掛けた企業で、商品にレースをつけて販売したことがありますが、そのレースが下着のように見えてしまうという残念な例を見たことがあります。
レース自体がダメなのではなく、ダメだったのは選んだレースの素材だったのです。
私が同じ商品でレース付きを使っていますが、どこに行っても褒められます。
「どこで買ったの?」と聞かれるほどです。
男性にはわかりにくい、ちょっとした違いで売れる売れないが決まってしまいます。
せっかく開発した商品が残念な結果にならないためにも、女性向け商品を作るなら、必ず女性目線を入れてください。
女性目線を入れてヒットした商品の事例
ヒット商品となった文明堂のおやつカステラですが、発売前に会議で男性たちから出た意見は
「2切れ300円のカステラなんて売れない」だったそうです。
そこで社長が女性社員にサンプル商品を見せたところ
「可愛い」「私なら買います」という意見が多数だったこともあり、販売に踏み切りました。
結果は大ヒット商品となり、同業他社も類似品を出してきています。
カステラ自体女性向け商品ではありませんが、購入する多くは女性です。
もし、男性メインの会議の結果で販売を中止していたらヒット商品は生まれてはいませんでした。
男性社員の反対意見がありながら、女性の意見を聞き入れヒットした商品は他にもあります。
社内に女性目線・女性リーダーはいますか?
女性目線を入れたにも関わらず炎上した商品もない訳ではありません。
ネット上では「開発チームに女性がいなかったのではないか」とも噂されました。
その会社が出したお詫びの文章には開発チームに女性もいたと書いてあり、社内でもその商品の販売には否定的な意見があったそうです。
なぜ女性目線があったのにも関わらず、女性が拒否する商品になってしまったのでしょう。
このようなケースの場合、開発チームの女性が本心を言える状況ではなかったのかもしれません。
詳しい開発チームの構成はわかりませんが、たった1人男性がチームリーダーとしているだけで自分の意見を言いにくくなるケースは容易に想像できます。
特に女性特有の下着、生理、妊娠などに関わる商品は
「私はこうです」など、男性がいる場で本当のことを言えていない可能性が高いのです。
女性チームをまとめるのは想像以上に困難です
女性だけの開発チームを作り、リーダーを女性にしようと考えるかもしれませんが、女性チームをまとめるのは想像以上に難しいことです。
また、社内にリーダーとなれる女性社員がいないケースも想定されます。
そのような場合は女性開発チームのリーダーになれる女性を外部委任することをお勧めします。
オフィス凛には各分野の専門家がいます。
女性向けにサービスを展開している専門家です。
女性向け商品開発の際に相談できる専門家、また、女性向け商品開発のリーダーなど、各分野の専門家をご紹介できます。
ご要望をお伺いしてからとなりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。